君と歩く未来

柊といる毎日はすごく楽しい。嫌いな学校も柊に会えるから、毎日行くのが楽しみでしょうがない。
そんなある日。
「夏姫、明日暇？」
少し照れくさそうに言う柊がいた。
「暇だけど」
夏姫は答えた。
「俺ん家こない？」
突然の柊の誘いに、夏姫は倒れそうになった。
「ごめん。いきなり変なこと言って。前にさ、俺の母さんに会ったろう。そんでさ、母さんがまたおまえに会いたいとか言い出してさ」
柊は言った。前に一度柊と街に買い物に行った時、柊のお母さんに会った。すごく優しそうで柊に似ていた。もう一度会いたいなと思っていた。
「行っていいの？」
「うん」
柊は頷いた。
「じゃ、おじゃましよっかな」





そして次の日。夏姫は柊の家に行った。