君と歩く未来
第四章 揺れる想い
柊と仲直りをし、また楽しい毎日が始まった。
「夏姫、一緒に帰らない?」
柊が誘ってくれた。夏姫は頷いた。



二人で帰るのは久しぶりだった。人から見ると、恋人同士に見えるかもしれない。でも違う。そうだったらいいのに。と思う時は毎日。
「何笑ってんの?」
ニヤけている顔を柊に見られた。
「笑ってないよ」
夏姫はごまかした。柊の隣りにいるとドキドキする。



ドキドキするのは、私だけですか?




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