彼。
第1章

毎日

「はぁ〜」


駅からの帰り道。
「今日もつかれたぁ」

「ため息つくな…
おまえの不幸さが俺にうつる。」

むっかつく……


「すみませんでしたね」


わたしの名前は
藤田 なほ(16)

けっして
不幸な女ではない…はず

そして
隣にいるのは
宮下 はじめ(17)

年上ではなく

同期…。



同じ学校からの帰り道
たまたま駅であった。
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