愛のカタチ

振り返ってみると同じ部署で同期の滝沢くん。


滝沢くんは同期の男性社員の中で1番かっこいいって言われてる。何でも普段はクールなのに話すと優しいらしく、そこが女性社員的にはツボらしい。確かに、綺麗に整えられた黒髪に180以上はありそうな身長。そして目鼻立ちしっかりしている綺麗な顔。実際、話すとすごく優しいし、こりゃぁモテるのも無理無いなぁなんて思ってじっと滝沢くんを見ていると…




『…俺の顔に何か付いてる?』




と心配そうな顔で言われた。あたしは慌てて、




「ううんっ、滝沢くんはどうしたの?何か用事?」




と言った。
すると滝沢くんの顔が少し赤くなった気がした。



『いや、用事って言うか…まぁ用事なんだけどさ。何て言うか…1つ聞きたいことあるんだけど…いいかな?』



「…?えぇ、良いわよ、何?」




すると滝沢くんの顔は今度は絶対赤くなった。


暑いのかしら?



『あ、のさっ、上矢さんって…彼氏いるの?』




と、突然彼はとんでもない爆弾を投下してきた。











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