愛のカタチ


仕事に取り掛かってから、早何時間かが過ぎた。



現在の時刻は5時。



直哉くんからはさっきメールが届いた。定時に絶対上がれとのこと。



定時まであと1時間。仕事はほとんど終わってる。あたしは仕事よりも誕生日会のことで頭がいっぱい。



あたしが相当悩んだ顔をしていたのか佑実が、



『どうしたの?また仕事終わりそうにない?』



「いや、仕事は終わる。」


『じゃぁ何?そんな顔しちゃって。ぁ、誕生日会のこと?』



「…うん。」



『大丈夫!!絶対誕生日会は上手くいくから♪』



佑実は笑顔で言い切った。どこからそんな自信がきてるの?



まぁ、佑実を信じよう。



そう思ったあたしは、仕事を終わらせることに集中した。









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