Monsoon Town
「ひまわり、今日の夕飯からお前が作れ」

そう言った陣内に、
「いいんですか!?」

ひまわりは喜びながら聞き返しえた

「おい、陣内」

「朝から子供のおやつを出すようなヤツに、安心してキッチンを任せられない」

そう言った陣内に、藤堂は息を吐いた。

「そもそも、藤堂はシェフじゃなくて秘書が職業だろ?

お前だって本当は俺の家政婦をやりたくなかったんだろ?」

「そんなことを言った覚えはないが…」

「とにかくひまわり、今日の夕飯からお前が作れ」

「はい、わかりました!」

これ以上ないと言う嬉しい表情で、ひまわりが首を縦に振ってうなずいた。

「まあ、いいか…。

ひまわり、任せたぞ」

藤堂の言葉に、ひまわりは首を縦に振ってうなずいた。
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