結婚恋愛


「麗香、邪魔だよ」


麗香の手を払って、彬は気にせず歩いていく


「杜宮社長、お久しぶりです」

「お久しぶりです、高杉専務」


めげずに、麗香は挨拶する彬の腕に手を回す


「麻生さん、ちょっといいですか?」

「・・・・・・まぁ、大丈夫かしら。なぁに?」


後輩に呼ばれ、彬の様子を確認してから、美世は会場から一旦出る


「お聞きしましたよ、婚約されたとか」

「うそ?!聞いてないわ」

「君に言う必要はないはずだよ?」


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