結婚恋愛


笑顔を崩さず、彬は冷たく突き放す


「お相手は確か・・・」

「誰なの?!」


高杉専務の言葉が言い終わるより早く、麗香が彬に詰め寄る


「秘書の麻生だよ。君も良く知ってるだろ?」

「あの水かけ女?!あの女と結婚するの?」


信じられない、というような表情の麗香

それに構わず、彬は高杉専務と話を進めていく


「麻生さんなら、会長もご安心でしょう?」

「えぇ、母も彼女を気に入っていますから。先日、彼女のご家族にも挨拶してきました」


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