結婚恋愛
忙しい女と休みのない男
10月になって、美世はあることに気づく
手帳のページに、几帳面な自分の字を発見して、美世は重大なことを忘れていた
「結婚式?あ~・・・、そういえば忘れてたね」
「スケジュール、ほとんど埋めてしまったのですけど?」
「半日でも空ければ結婚式はできるんじゃない?」
楽観的な彬を見ていると、慌てている自分が馬鹿らしくなってきた
「披露宴はどうするんですか?」
「招待客多くなりそうだから、やめとく」
楽観的と言うより、適当