結婚恋愛


「あ、私が・・・」


会計を済ませようとする麗香に、美世が慌てて駆け寄る


「いいのよ。誘ったのは私なんだから」

「ですが・・・」

「なら、次はあなたが私を誘ってよ」

「・・・・・・分かりました」


麗香の顔を見て、美世は安心した

もう彼女に、彬の影はない


「では、失礼します」


丁寧にお辞儀をしてから、美世は会社に戻った


「磨けば光ると思うのよね、あの秘書」


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