結婚恋愛


おかしそうに笑う母親を恨めしげに見つめて、美希はゆっくりとため息をついた




「それでは、13時にお伺いいたします」


電話を切って、美世は手帳に手早く書き込んでいく


「出るんですか?」

「えぇ、結婚式の日取りをね」

「あ、そうですよね。結婚、するんでしたね」


いつも通りである2人を見ていると忘れがちだが、2人は確かに婚約しているのだ


「社長をよろしくね」

「一緒には行かれないんですか?」


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