結婚恋愛


「今、どちらですか?」


寝ぼけた頭が一気にはっきりとする

美世は机のパソコンの電源を入れた


『京都の・・・』

「・・・分かりました。ホテルを今から探しますので、一旦切ります」


携帯を閉じて、美世はインターネットで検索する


「部屋は空いて・・・ませんか。はい、はい・・・申し訳ありません、失礼いたします」


メモ用紙に書いていたホテルの名前を、次々と赤ペンで消していく


「はい・・・・・・空いてるホテルですか?ありがとうございます、連絡してみます」


< 185 / 706 >

この作品をシェア

pagetop