結婚恋愛
「今、どちらですか?」
寝ぼけた頭が一気にはっきりとする
美世は机のパソコンの電源を入れた
『京都の・・・』
「・・・分かりました。ホテルを今から探しますので、一旦切ります」
携帯を閉じて、美世はインターネットで検索する
「部屋は空いて・・・ませんか。はい、はい・・・申し訳ありません、失礼いたします」
メモ用紙に書いていたホテルの名前を、次々と赤ペンで消していく
「はい・・・・・・空いてるホテルですか?ありがとうございます、連絡してみます」