結婚恋愛


顔を真っ赤にする美世を、彬は楽しげに見ている


「社長・・・私で遊んでいますね?」

「分かる?」

「私で遊ばないでください!」


彬を突き飛ばして、美世は立ち上がる

ショールを綺麗に直して、美世は彬を涙目で見下ろす


「送るよ」

「結構です!」

「夜道は危ない。素直に送られなさい」


彬はにっこり笑って立ち上がり、美世の肩を抱いて店を後にした


「送っていただいて、ありがとうございました、大石さん」


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