結婚恋愛


美希が彬に好印象を抱いているはずがない


「じゃあ、行ってるね」

「えぇ・・・」


美希は手を振って、教会へと向かった

それを見送って、美世はテーブルのパスポートをカバンに押し込む


────コンコン・・・ッ


「どうぞ」

「美世ちゃん、書いたよ」


現れた彬が、美世に記入済みの婚姻届を渡す


「ありがとうございます。空港に行く前に、出しますから」


婚姻届を受け取って、美世は最終チェック


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