結婚恋愛


夜の静けさの中、美世が覚えていたのは、自分の瞳に映る、彬だけだった

見つめて、美世は意識を手放した




────カチッ


煙草に火をつけると、真っ暗だった室内に、1つの灯り


「灰皿、っと・・・」


テーブルの灰皿を手にとって、彬は落ちそうになる灰を灰皿へと落とす

ベッドには、疲れたように眠る美世


「美世ちゃん・・・・・・可愛いね」


優しく微笑む彬は、眠る美世の頬に軽いキスをする


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