結婚恋愛
「ありがとうございます、大石さん」
荷物を渡して、美世が軽く頭を下げる
「構いません。楽しかったですか?」
「え?えぇ・・・まぁ・・・」
思い出して、美世は赤くなってしまう
「・・・・・・??」
「あ、あはは・・・行きましょうか」
不思議そうな顔をする大石に、美世は笑って誤魔化す
「そうですね。坊っちゃん、乗ってください」
見ているだけで話に参加しようとしなかった彬が、大石に言われて動いた