結婚恋愛


「使わないと思います。奥様には申し訳ないですけど・・・」

「それには俺も賛成」

「どうしてです?」


袋に全て戻して、美世がソファーに寝転がる彬を振り返った


「美世ちゃんが香水臭くなるなんて、俺には耐えられない」

「そんな理由ですか・・・」


何かを期待していたわけではないが、ちょっと呆れる


「私はお風呂に入ってきます」


立ち上がり、美世は置きっぱなしの荷物の元へ向かう


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