結婚恋愛


「社長・・・」


不機嫌そうな彬が、いつの間にか夕陽の後ろに立っていた


「滝丘 夕陽。君の番だ」

「はい。じゃあね、お姉さん」


軽い声は変わらずに、夕陽は第3会議室に入っていった


「あの、社長・・・」

「美世ちゃん、無防備だよね・・・」


何故かため息をつかれた


「あのバカで終わりだから」

「あ、はい・・・」


バカって・・・

彬は美世に微笑むと、第3会議室へと戻った


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