結婚恋愛
「もう終わりました。僕、一番目だったんで」
「あぁ・・・そう・・・」
夕陽から視線を逸らし、美世は美希を待つ
どこか彬と似ているような雰囲気の夕陽
なのに、美世は彼が苦手な気がしていた
(どうしてなのかしら・・・?)
自分でも分からない
悩みながら、美世は夕陽を横目で見てみた
「どうかしました?」
夕陽と目があい、美世は苦笑いを返す
「お姉さん、あの社長さんの奥さんだったんですね。ビックリしましたよ」