結婚恋愛


と言うより、倒れる一歩手前

落ち着かせるように、美世は自分の額をペチペチと叩く


「美世ちゃん、何してるの?」

「しゃ、社長・・・!いつからそこに・・・?」


車のドアを開けたまま、乗ろうとしない彬

額を叩く、意味の分からない行動を見られていた美世は、再び顔を赤くする


「見なかったことにしてください・・・」


顔を隠して、美世は泣きそうな声で答える


「・・・・・・まぁ、具合が悪いわけじゃないならいいけど。車出すけど、大丈夫?」


< 402 / 706 >

この作品をシェア

pagetop