結婚恋愛
と言うより、倒れる一歩手前
落ち着かせるように、美世は自分の額をペチペチと叩く
「美世ちゃん、何してるの?」
「しゃ、社長・・・!いつからそこに・・・?」
車のドアを開けたまま、乗ろうとしない彬
額を叩く、意味の分からない行動を見られていた美世は、再び顔を赤くする
「見なかったことにしてください・・・」
顔を隠して、美世は泣きそうな声で答える
「・・・・・・まぁ、具合が悪いわけじゃないならいいけど。車出すけど、大丈夫?」