結婚恋愛


甘いチョコレートを食べながら、美世は呟く


「少しちょうだい」

「食べるんですか?」


意外に思いながら、美世はチョコレートを割ろうとする


「あぁ・・・割らなくていいよ」

「え・・・?」


そのまま食べるのだろうか?

美世が顔を上げると、すぐ目の前に彬の顔があった


「ん・・・ッ」


コーヒーの香りのするキスに、美世が持っていたチョコレートを落とす


「ふぁ・・・」


味わうような、深いキス

恐る恐る目を開けると、視線が交わる


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