結婚恋愛


ちゃんとシャワーを浴びたが、鼻が麻痺しているのか甘い香りが残っている気がする


「香水、ですかね?私は分かんないですけど」


隣にいた加藤が、偶然美世の一人言を聞いていた


「香水じゃないわ。チョコレート・・・」

「チョコレート?」

「・・・ッ!!!な、なんでもないわ。ちょっと、お手洗い行ってくる」


思い出した美世が、顔を真っ赤にして立ち上がる


「・・・チョコレート??」


残された加藤は、何となく甘いものが食べたくなっていた


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