結婚恋愛
企画会議は既に終わったと言っていた
まさか、自分を探していた?
(考えすぎね・・・)
麗香が自分を気にする理由が、あまり浮かばない
「麻生さん、ちょっといいですか?」
「何?」
佐野が美世に駆け寄る
「昨日、麻生さんを訪ねて来た人がいたんです。休みだ、って言ったら名刺を預けて行かれて・・・、どうぞ」
「─────!!!」
佐野が渡した名刺を見た瞬間、美世の瞳が驚きで見開かれる
「松崎、と言う男性でした。伝言は特にありませんが。・・・麻生さん?」