結婚恋愛


企画会議は既に終わったと言っていた

まさか、自分を探していた?


(考えすぎね・・・)


麗香が自分を気にする理由が、あまり浮かばない


「麻生さん、ちょっといいですか?」

「何?」


佐野が美世に駆け寄る


「昨日、麻生さんを訪ねて来た人がいたんです。休みだ、って言ったら名刺を預けて行かれて・・・、どうぞ」

「─────!!!」


佐野が渡した名刺を見た瞬間、美世の瞳が驚きで見開かれる


「松崎、と言う男性でした。伝言は特にありませんが。・・・麻生さん?」


< 422 / 706 >

この作品をシェア

pagetop