結婚恋愛


「何?」

「高校の同級生が、昨日来たみたいで・・・」

「同級生?それだけで、この世の終わりみたいな顔してんの?」


新しく来た焼酎を受け取り、麗香が理解できないというように笑っている


「忘れたいことが、多いんです」

「あぁ・・・元彼とか?」


麗香の言葉に、美世がギロリと睨む


「図星?元彼が来たの?」

「ノーコメント」


しつこく聞かれそうになった美世は、この話を止めようと視線を外す


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