結婚恋愛
「気分悪い?」
「いえ・・・なんでもないです」
青春がなかった自分を思い出していたなんて、恥ずかしくて言えない
「・・・大丈夫ならいいけど・・・」
美世の様子が変わったので、彬はそれ以上聞けなくなった
夕食を終えた美世は、浴槽に体を沈めて天井を見上げる
最近、慌ただしい日々が多い気がする
「疲れる・・・」
今日を思い出すと、本気でそう思う
叶うならば、松崎 透との過去を全て抹消してしまいたい