結婚恋愛
気になったが、美世はガラスに背を向けた
「書類とデータの話ですが、社員に覚えはないと・・・」
「そう・・・」
紅茶に映る自分の姿を見つめ、美世はため息をつく
「戻りましょう。仕事しないと」
「そうですね」
2人は紙コップの中のコーヒーを溢さないよう気を付けながら、美世の後を追いかけた
「なんか、騒がしい・・・?」
エレベーターを降りると、加藤が秘書課へ続く廊下から、声が聞こえることに気づく