結婚恋愛


美世が透に歩み寄る


「だから、福袋の企画案が真似されたんだろ?大変じゃないか」

「えぇ・・・そう、ね。悪いんだけど、お手洗い」


動揺を隠しながら、美世はカフェの化粧室に向かった


(どういうこと・・・?福袋の件は、ついさっき私たちが知ったのよ。それを・・・・・・!)


思い出したように、美世はカバンから手帳を取り出す

手帳をパラパラめくり、一枚の名刺を取り出す


「木城グループ、企画部、松崎 透・・・」


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