結婚恋愛


杜宮 彬

彼の1日は、彼の秘書の電話から始まる

鳴り響く、専用の着信音


「ケータイ・・・、ケータイ・・・」


寝ぼけながら、枕元の携帯を手に取る


『おはようございます、社長。今が何時か、分かっていますか?』

「あ~・・・、8時?」


枕元の腕時計を見て、寝ぼけた声で答える


『残念ながら、9時です。起きてください。今日は朝から、会議があるとお伝えしていたはずです』


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