結婚恋愛


彬がテーブルの上の美世の手に触れた

それに身構えてなのか、美世の体が強張る


「まぁ、多少夜の方に変化があるくらいで・・・」

「社長、早く食べてください。社に戻らなくては」


彬の手を払って、美世はにっこりと笑い返した






胃薬を飲み込み、美世は疲れたため息をつく

このままあの社長に付いていたら、倒れるかも

たまに、辞表でも書いて実家の豆腐屋でも継ごうかと考える時がある


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