結婚恋愛
過去から消したい汚点
今も昔も変わらずに、あの男は汚点
しかも、情けなさが倍増していた
「ビール、飲む?」
「いえ、私は半分ぐらいしか飲めないので」
「そう?」
差し出したビールを引っ込めて、麗香はそのまま開けて、ぐびぐび飲んでいく
「しばらく泊まるんでしょ?着替えとか、持ってきた方がいいんじゃない?」
「そうですね。お世話になります」
今日の分のパジャマだけ借りて、美世は麗香に案内されてバスルームに向かった