結婚恋愛


「麻生さん」

「なぁに?」

「麻生さん宛に、花束が・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


同僚の手には、確かに薔薇の花束

なんとなく、想像はつく


「貸して」

「あ、はい」


同僚から花束を受け取って、美世は迷うことなく社長室に向かった


「社長、これは社長の仕業ですね?」


怒りを通り越して、美世は最早呆れるしかない

花束を社長のデスクに乗せて、美世は彬を睨み付ける


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