結婚恋愛
来る相手は、1人しかいない
携帯を開き、美世は文面を読んで苦笑する
【別れよう】
「彼女はもう、必要ないのね」
携帯を閉じて、美世は立ち上がった
全てが順調と言えば順調
彬とのことを除いて、だが
疲れたため息を漏らして、美世は会社に戻った
重ねられた黒いファイルの一冊を手に取り、彬は中に入っていた写真を取り出す
「・・・・・・・・・・・・・・・」
写真を見つめて、彬は少し呆れた
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