結婚恋愛


(そのためには、あの男の連絡待ち、ね・・・)


不本意ではあるが、今の美世には自分から動けない


「さて、通常業務に戻りましょう」

「はい」


頭を切り替えて、美世は自分の席に戻った






ネクタイをゆるめて、シャツのボタンをいくつか外す

煙草をくわえ、大石から新しい黒のファイルを受け取る


「繋がりは・・・確かにあるな。だが、これだけでは勝てない。もっと、決定的な何かが・・・」


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