結婚恋愛


彬の言葉に、大石は無言で頭を下げる


「あまり、無理をなされないように。麻生さんも、心配されていましたので」

「・・・・・・あぁ」


疲れた笑顔を浮かべながら、彬は大石を見送った


1人になった彬は、落ちそうになる灰を、慌てて灰皿に落とす

ソファーに背を預け、宙を見る


「・・・疲れてるな。一時間、だけ・・・」


背を預けていたソファーに倒れ込み、彬はゆっくりと目を閉じた


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