結婚恋愛


「しゃ、社長・・・?」

「・・・守るつもりが、守られるなんて・・・」


微かに聞こえる笑い声に、美世が不安そうな顔をする


「ありがとう・・・美世ちゃん・・・」

「私は、秘書ですから」


彬の顔を見て、美世は微笑む


「社長のお役にたつのが、秘書の役目です」

「・・・それでも、ありがとう」


素直に感謝されて、美世は少し照れる


「それに、妻ですから。夫が無実の罪を着せられようとしてるのに、黙ってはいられないでしょう?」


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