結婚恋愛


その顔の距離に、一瞬眉間にシワを寄せたが、美世はすぐに無視

今は仕事の方が大事だ


「そこまで言う社長は、やっぱりクリスマスに欲しいものがあるんですか?」


疲れたのか、加藤が顔を上げて彬に話しかけた

そのお陰で、彬は美世から顔を離した


「あるよ」

「なんですか?」

「美世ちゃんの愛、とか?」


・・・・・・・・・・・・・・・秘書課の空気が凍った


「寒い・・・」

「うわ、鳥肌たってる!」


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