結婚恋愛


目に見えて分かる

怒っている


「み、美世ちゃん?今のは・・・」

「私はクリスマスも、社長の分の仕事をしますわ、1人で!どうせ秘書ですから!」


彬に渡すべきファイルだけ渡して、美世は力任せに社長室のドアを閉めた


「ヤバい・・・」


1人になった彬は、珍しく焦った表情をしていた




「何?急に機嫌悪くなってない?」


席に着くと、待っていた麗香が恐る恐る声をかけた


「悪くなんてありません。いつも通りです」


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