結婚恋愛


「ホントに大丈夫、ですか?」


心配そうな加藤に、誤魔化すような笑顔を向けて、美世は仕事に戻った






自宅のマンションの空気は重い

風呂上がりの濡れた髪を気にしながら、美世は気まずそうな彬と目があった


「あの・・・」

「明日も早いんです。寝てはどうですか?」


そんな彬とは違い、美世は普段通り


「そうなんだけど・・・美世ちゃん?」

「はい?」


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