結婚恋愛


電車から降りて、タイミング良く携帯電話が鳴った


「はい?・・・・・・分かりました、すぐに向かいます」


ため息をついて、美世は電話を切った




高級クラブのVIP席に、酔い潰れた上司の姿


「美世ちゃん、いつもごめんなさいねぇ?」


着物姿の、艶っぽいクラブの主

最早、顔馴染みだ


「仕事ですから。お水をください」

「どうぞ」


既に用意していた、キンキンに冷えたミネラルウォーター


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