結婚恋愛


悪いのは自分ではなく、素直に名前を呼ばない美世だと

にっこり微笑む彬に、美世は少し悔しい


「絶対、呼びません・・・ッ」

「素直じゃないね・・・でも、そんなところも可愛いと思うよ」


溺れてるんだよ、君に


首筋を辿る唇を感じながら、美世は彬の背中にしがみつく

ゾクリ・・・と、肌が震える


「しゃ、ちょ・・・」


ひどく抱いてしまう、と言いながら、体の線をなぞる指先は優しく甘い


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