結婚恋愛


あからさまに動揺している麗香を見て、美世は微笑む


「いいじゃないですか、藤田さん。評判いいですよ、うちの女子社員にも」

「・・・そう、思う?」
「えぇ、誠実ですし、仕事もできますし。案外、お似合いだと思いますよ?」


話ながらも、仕事の手は止めない


「って、私のことよりあんたと彬のことでしょ?!」


話を戻されて、美世はしまった、という顔をする


「それについては、ノーコメント。少なくとも、私はクリスマスは諦めてます。毎年、そうですから」


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