結婚恋愛


「起きてる。起きてるよ・・・」


あくびを我慢しながら、彬は体をようやく起こす


『お迎えにあがります。自宅・・・なわけないですね』


大きなため息が聞こえた気がしたが、気にしないでおいた


『いつものホテルですね?1時間で来ます。それまでに準備を』


切れた携帯を投げて、彬は起こした体をもう一度、ベッドに投げ出した


「ん~・・・」


隣で聞こえた声に、彼は眉間にシワを寄せた


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