結婚恋愛


そのあとを追いかける真帆


「美世ちゃん、帰るときは大石を呼んでよ?寒いし、暗くて危ないから」


秘書課に残る美世に、彬は心配そうに声をかける


「分かってます。社長もお気をつけて」


彬の腕にしがみつく真帆にも笑いかけて、美世は仕事に戻った


「彬さん、行こっ!」

「君は途中まで送るから、帰りなさい」


真帆に腕を引かれながら、彬は疲れたような声を出す


「嫌よ、クリスマスなのよ?一緒にいてもいいじゃない!」


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