結婚恋愛


背中をさすりながら、美世は呆れてしまう

日頃、ウオッカだって平気で飲むくせに、たまにこうして酒に飲まれる

悩みがある時は、ビールでも飲まれる


「気持ち悪い・・・うぷ・・・ッ」


吐き終えても、まだ吐き気が残っているらしい

彬を寝室のベッドに寝かせて、美世はリビングの片付けに向かう


「やだ、一本丸々飲んだの?そりゃ吐くわよ・・・」


更に呆れてしまう

空になった日本酒の瓶を、とりあえずキッチンに置いておく


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