結婚恋愛


リビングに向かい、二人はコートを脱ぐ


「何か食べてきたかしら?一応、お節料理あるのよ」

「長居はしないよ。美世ちゃんを実家に送っていかないといけないから」


そう言うと、彬はソファーから立ち上がった


「どこに行くの?」

「父さんの所。書斎だよね?」


母親が頷くのを確認すると、彬はリビングを出ていった


「美世さん、化粧品とか必要じゃない?以前あげたの、もう無いんじゃないかしら?」


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