結婚恋愛


それでも、今会いたいから・・・


美世は変わり行く景色を見つめ、急ぐ気持ちを抑えた






真っ暗なリビングに、彬の姿はない


「そうよね・・・社長が大人しく、家にいるわけないわよね・・・」


力が抜けて、美世はカバンをソファーに置いた


(会いたいなんて、柄にもないこと考えるから・・・)


ため息をついたのと同じタイミングで、水の音がリビングに響いた


「美世ちゃん・・・?」


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