結婚恋愛


振り返ると、濡れたままの髪で、床に雫を落とす彬の姿


「あれ・・・泊まってくるんじゃ・・・・・・わっ!!」


言い終わる前に、美世が彬に抱き着いた

バランスを崩して、彬は床に座り込んだ


「み、美世ちゃん・・・?何か、あった・・・?」


いつもの美世らしくなくて、彬は困惑する


「何でもないです・・・何でも・・・」


抱き着いてしまったあとに、会えて嬉しいなんて、とても言えない


< 646 / 706 >

この作品をシェア

pagetop