結婚恋愛


「正式に、君に結婚を申し込むよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


昼間の明るい声とは違い、真剣な声の彬


「少し・・・時間をください。明日には、お返事を」


冗談ではなく本気

だからこそ、美世も本気で答えなくては失礼になる

そう言う美世に、彬が箱を渡す


「これは・・・?」

「プロポーズに指輪がないのはおかしいだろう?見合い帰りに買ってきた。サイズは合うはず」


これを買ったから、現金がなかったのか・・・


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