結婚恋愛
過去と未来と女と男と
「これは・・・確実、か・・・」
手帳を見つめて、美世はため息をつく
「まぁ、いつかはね・・・」
覚悟していたことが、今起きたというだけ
時計を見て、美世は会社のトイレを出た
「社長、少しお時間をいただけますか?」
「うん?別にいいけど・・・」
珍しいことが起こった
彬は社長室から、秘書課に移動した
「突然ですが、私の後任を発表します」
既に立っていた秘書たちの前で、美世は平然と話し出す