結婚恋愛


深呼吸して、美世は一旦受話器を置く


「麻生さん・・・?!」

『頭痛い・・・』


「結婚してあげるから、起きなさい!!!」


美世の突然の台詞に、秘書課が静まり返る


『あ~・・・、起きます』

「車を回して。ほら、仕事なさい」

「あ、はい・・・」


受話器を置いて、美世は何事もなかったかのように、秘書課を後にした


「今、結婚って言った・・・?」

「まさか・・・。だって、社長と麻生さんよ?」

「だよね・・・。聞き間違いか・・・」


< 75 / 706 >

この作品をシェア

pagetop