結婚恋愛
深呼吸して、美世は一旦受話器を置く
「麻生さん・・・?!」
『頭痛い・・・』
「結婚してあげるから、起きなさい!!!」
美世の突然の台詞に、秘書課が静まり返る
『あ~・・・、起きます』
「車を回して。ほら、仕事なさい」
「あ、はい・・・」
受話器を置いて、美世は何事もなかったかのように、秘書課を後にした
「今、結婚って言った・・・?」
「まさか・・・。だって、社長と麻生さんよ?」
「だよね・・・。聞き間違いか・・・」